トップページ> メディア情報 > しきなみ2月号より法人関係者作品を抜粋
メディア情報
しきなみ2月号より法人関係者作品を抜粋
白光集
● 宮町 横山みつほ
小松菜をおおうビニールはがされて風にゆれいる台風ののち
風にのり金木犀の香漂いて我がゆく道に秋色深し
群蛍集
● 前川 浅尾和子
友が手につまれしハーブのさわやかな香に秋の深まりを知る
名も知らぬ白き小花のこぼれ咲く土手散歩する天高き朝
真砂集
● 飛鳥IIに乗りて 前川 伊田誠一
待ち侘びし飛鳥乗船今日叶う昇り来る陽に身内震える
海原を静かに進む飛鳥にて昇りくる陽を今かと待ちつ
○評 夢の叶うときのよろこび。いくつになっても味わいたいものですね。
● 向日葵の花束かかえゆく老婦背すじを伸ばし初秋の風切る 指扇 和田せつこ
● ごくろうさん出来ることならおんぶしてやりたい程に疲れし馬よ 鷹野 加藤地次
● 若者のあふるる町を歩けども波にはのれない原宿通り 久喜西 田口初枝
飛雲集
● 風の朝調節池の桟橋にビシャ ビシャドブンと波の語りべ 南越谷 山下ヨシ子
どの鳥が司令す鳥か朝空の調節池を椋鳥旋回
○評 風強き日の池の様子が波の音と聞こえてくる様です。語りべという表現が独特です。
二首目も歌の捉え方が面白いです。きっとその中に仕切りやの鳥が居るのでしょう。
● 長瀞に舟下りする我が夫婦急流あれば清流もあり 差間北原台 伊藤譲次
● 木瓜の幹げんこつ大の実を七つ秋風さわとゆらめくさ庭 さいたま市南法人篠田喜弘
● カミさんの笑顔を見れば眠くなるこの幸せな晩酌のあと さいたま市南法人 前田勝弘
● 弘幼な子を抱きつ人は手を振りて姿消ゆまで夫見送る 吉川旭 竹俣吉康
● 久し振りの雨に打たれし朝顔よ色艶冴えて大輪咲かす 吉川旭 岡田愛子
● 孫達はねむい目こすり見る日の出わぁきれいとの歓声(こえ)を上げたり 宮町 木城茂雄
青泉集
● 父 さいたま市南法人 浅野 博
にじみ出る父の笑顔の温かさ米寿の年月経て生まれたり
「元気そう」「ああ元気だよ」と目で笑う言葉いらずの父との対話
○評 八十八歳になられ、温かな笑顔を滲ませるお父様の生き方まで感じられる。
浅野親子の通い合う心が伝わってきます。
● ウエスト行田 清水義夫
黒こげになった秋刀魚にかぶりつき盃をかたむけ秋を楽しむ
さわやかな秋の風うけバスの旅大内宿の茅葺の郷
○評 焼きたての秋刀魚にお酒。バス旅行とこの時節だけの楽しみを満喫していらっしゃる、
明日への活力となったでしょう。
● 竹 にコロリと置いたパッションフルーツ朝風薫る茶の間はビーチ さいたま市南法人 國武建明
● つれられて妻と散歩に行く道のきんもくせいのかおり楽しむ さいたま市南法人 荒井康治
● 学校の三十周年目前に一致団結わがP・T・Aは さいたま市南法人 志村 厳
● 故郷から新米届き幼な日の取入れの日のまぶたに浮かぶ さいたま市南法人 小山昭男
● 嬉々として運動会にダンスする吾子(あこ)の姿に涙のこぼる さいたま市南法人 小滝敏郎
● 早朝をこれみよがしのサルスベリ気になるけれどやっぱりきれい さいたま市南法人 工藤良衛
● 川べりにひっそりゆれる枯尾花月待つ人の姿にも似て たま市南法人 久慈須美子
● 久しぶり先祖の墓にぬかづきて五十余年の報告をする 新郷 栗林重夫
● 広大な稲田のタウン開発に土地を耕す民はいずこへ 南越谷 大住賢治
● さ庭にて夫の頭に蝶止まり歩き出しても動かずにいる 南越谷 米山照子
● 健康で趣味の陶芸続けられ景色がみごと自慢の作品 大宮氷川 内海頼子
● 四歳の姉をまねっこ妹は二歳になりていたずら盛り 大宮氷川 大竹豊子
● 突然の友の死伝う携帯に言葉失いただただ涙 ウエスト行田 金子袈裟巳
● さあ行くぞ心と身体向き直し普及の覚悟試されん時 ウエスト行田 小沢政治
作成日時:2010年3月 6日 12:36
