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メディア情報
しきなみ短歌5月号より 法人関係者を抜粋
白光集
◆ 埼玉岩槻 横山みつほ
鳥々の声ひびきくる雨後の杜すそをからげて七五三の子ら
落葉舞う日本庭園静けさによくひびくなり小鳥の声は
東のみ空に低くオリオンの空に懸りて冷えまさる夜
群蛍集
◆ 時の流れ 埼玉前川第二 浅尾 和子
「おばあちゃん」と呼ばれて「ハイ」と返事するいつしか老をみとめし吾は
秋去りて裸木照す月あかり逝きにし夫の笑顔浮かびぬ
真砂集
◆ 埼玉大宮 和田せつ子
小春日のひかり返してもみじ葉は池の面に散る錦織りつつ
母病めば幼き我の手をひきて病院訪いしを時にし思う
◆ 埼玉前川 井田 誠一
霧深し大涌谷は人多く富士の高嶺も見え隠れする
庭隅の紫式部実のたわわ孫は喜び全てつみ取る
飛雲集
◆ のみ放題どんどん飲めと云われてもジョッキ一杯に酔いがまわれり 岩槻 木城茂雄
◆ 春を待つ母と一緒に食事する母の笑顔に我は安堵す 三郷 加藤地次
◆ 紅葉づく塔野の辺り野仏がひっそり佇み萩の花満つ 浦和法人 篠田喜弘
◆ トントンと野菜切る音に目ざめたり妻のリズムをははに重ねて 差間北原台 伊藤譲次
青泉集
◆ 生まれくる子を待つ夫はひたすらにわれの背中をさすりくれおり 松伏 岡田愛子
産声をあげる我が子に涙する夫はひとことありがとう
○ 評 近年はお産に立ち合われる夫も多くなりました。
夫婦は力を合わせて、子女の生命も家庭の幸福も
生み出だしたいものです。私の長男は四千グラムでした。
虎の啼き声のような産声を今でも覚えています。
◆ 寒風に耐えて春待つ桜見る襟立て佇つ弘前城に 西行田 金子袈裟巳
◆ リビングのテーブル掃除しただけで特急券を我引き当てる 西行田 清水義夫
◆ 百年に一度とかいう不況時に「満面の笑み」よしこれで行こう 新郷 栗林重夫
◆ 水かさの増したる跡を残せしが今朝中川の流れたおやか 越谷 山下ヨシ子
◆ 萎みても尚咲き続く朝顔の立ち止り見ゆ霜月の朝 松伏 竹俣吉康
◆ 雨あがり朝日をうけて落葉掃く黒土の面の帚の跡よ 越谷 米山照子
◆ 職解かれ声を合わせて団結すかつての労組思い出さるる 越谷 大住賢治
◆ あさ起きてスタートダッシュ今日一日何がなんでも結果が勝負 浦和法人 小野寺文男
◆ 熟柿を昨日逝きたる友に観て目で追う数やわれに見立てて 浦和法人 荒井康治
◆ 顔つやは若々しくて健康と叔母にほめられ老い父にっこり 浦和法人 浅野 博
◆ 口髭を鏡に写し見惚れれば威厳と阿呆とこもごも楽し 浦和法人 前田勝弘
◆ 新年にわが商いの誓いたて念いにぶらさず牛歩のごとく 浦和法人 志村 厳
◆ 新春の雪降る里の露天風呂子らが差し出す手にも粉雪 浦和法人 小滝敏郎
◆ 車椅子座敷に上げて祝うかな米寿の母を宝のように 浦和法人 國武建明
◆ 白き息はきつつ構える初打ちは今年こそはと願いつつ打つ 浦和法人 小山昭男
◆ 大晦日母から届く宅急便箱を開ければ搗きたての餅 浦和法人 堀切広子
◆ 霜避けて屋根下に置きし大根が凍りついたり戸惑う朝 浦和法人 久慈須美子
◆ クリスマス近づく日々に我が心孫よりウキウキブレゼント選ぶ 大宮氷川 大竹豊子
◆ 喜寿の夫よくぞここまで生きられて感謝深まる親への思い 大宮氷川 内海頼子
◆ スキップし腕ぶら下がる妻と跳ぶ家庭の重みしばし忘れて 西行田 小澤政治
◆ 朝もやに包まれ歩く散歩道息子の合格朝日に願う 深谷 小池 博
作成日時:2009年4月18日 12:43
