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メディア情報
しきなみ短歌4月号より 法人関係者を抜粋
白光集
◆ コスモス祭り 埼玉 岩槻 横山みつほ
耕運機にリヤカーつけて幼子をごとごと運ぶコスモス祭り
我が杜の秋の太祭におそくなり独り頂くお抹茶の味
かしこみて坐る杜の月次祭枯れ葉ちらちら斜に散りくる
群蛍集
◆ 義姉との別れ 埼玉 前川第二 浅尾 和子
義姉逝きて空しき心捨てきれず無口になりて雨音をきく
親しみし義姉は逝きたり秋の夜思い出深く吾が胸にのこし
真砂集
◆ 秋の華やぎ 埼玉 大宮 和田せつ子
紅葉する一葉一葉の命もて圧倒される秋の華やぎ
緋色なる躑躅もみじは我が内のマグマの如き緋なるもの呼ぶ
○評 紅葉の一葉、一葉に生きづく生命と相呼応する
作者の内なる命。官能的ですらある。
◆ 埼玉 前川 井田 誠一
柿の実は枝しなるほど重々と色づく程に期待ふくらむ
深山に紅葉踏み分け登りくる秩父名水出る所まで
飛雲集
● 観賞会招かれて聞くオペラの曲妻の横顔輝いて見ゆ 岩槻 木城茂雄
● 愛犬は病みてペッドに横たわる声を掛ければふりしぼり立つ 三郷 加藤地次
● 真央迎えジジとババとのだき較べパッとはなやぎ喜々とし笑顔 浦和法人 篠田喜弘
● 旅行ながら妻に嬉しき芋畑紅葉そこそこ土にたわむる 差間北原台 伊藤譲次
青泉集
● 看護の父 浦和法人 浅野 博
暗闇に静かな寝息老い父の安心せよと語るが如し
朝早く起きて食べたき朝食を父は待つなりわれ起きるまで
○評 大変さや暗さは微塵も感じられない介護短歌。
お互いへの思いやりがあるからでしょう。
● 肩までも伸びし頭髪なでながら夢ある人生楽しめ女孫よ 越谷 山下ヨシ子
● 墓の辺にま向い亡父に我は告ぐ笑顔の人生送りて居ると 西行田 小澤政治
● 寒風と澄み渡る空のコンチェルト師走を迎え気持ち凛とす 浦和法人 小滝敏郎
● 我が妻は亡き母に似て洗濯に掃除料理なんでも上手 新郷 栗林重夫
● 産月に腹に触れつつポコポコと元気でいるねとささやきている 松伏 岡田愛子
● 天高く緑は黄ばみ色づきぬ視界は広し180度 松伏 竹俣吉康
● 見上げれば赤黄緑のもみじ葉にちらりちらりと雪降りかかる 越谷 米山照子
● かあちゃんと呼べばここだよと応えくる幼きころの麦ふみの母 越谷 大住賢治
● 蓑虫の風に揺れたる季節より家業は厳し寒さも早し 浦和法人 荒井康治
● しきなみの原稿いまだ白紙なり空転するのみ日々の生活 浦和法人 小野寺文男
● 世の矛盾食語りても見えてくる命の元は粗末にすまい 浦和法人 國武建明
● 静寂に父がパソコンのキーボード打つ音響く夜の職場に 浦和法人 志村厳
● この不況チヤンスと受けて材料を安く手に入れ伸ばさん会社 浦和法人 小山昭男
● 冬の朝息子と二人で里帰り御先祖様に元気にあいさつ 浦和法人 堀切広子
● 降りそそぐ雨に打たれてつぎつぎと落つる黄葉地面を飾る 浦和法人 前田勝弘
● いごこちのよい世の中に向かうため手段は違えど心はひとつ 浦和法人 久慈須美子
● 不良会員のわれを気遣う先輩の恩の深さにただ感涙す 浦和法人 吉野康幸
● 敷き詰めた黄色の絨毯秋の庭カサカサ音たて遊ぶ孫達 大宮氷川 大竹豊子
● カラスウリ打ち出の小槌は種の中大きくひとふり豊かな気分 大宮氷川 内海頼子
● 宮崎の綾の吊り橋掲示板短歌の展示見入る私 西行田 清水義夫
● モンゴルからホームステイに二人の娘我は親父になりきり迎え 西行田 金子袈裟巳
作成日時:2009年3月28日 22:11
