森紙器 株式会社

 

森紙器(株)

森紙器 株式会社
代表取締役 森 勇一

住 所:草加市青柳2-11-43

所 属:草加市倫理法人会





小さなことの積み重ねが「気づき」に。
経営をしっかりと支えています。

 

先代が創業され、ちょうど50周年。二代目にあたる社長ご自身はいつごろから仕事に就かれたのでしょうか。

弊社は、私の父である先代が昭和37年に脱サラで創業したのが始まりです。最初は材料を集めることすら難儀で仕事をとってきては手作りという時代。たいへんな苦労だったろうなと思います。それでも、この業界、かつては営業をして仕事をとるというしくみがまだ定着していなかったこともあり、勤め人の頃から営業慣れしていた先代には好機。順調に得意先を広げて いきました。私も小学生に上がる頃から、「未来の社長さん」「帝王学を学んでいるね」などと言われながら育っていたので、ゆくゆくは後を継ぐのだなと実感。そして大学を卒業後、3年の大手メーカー勤務を経て入社しました。


森紙器(株)
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幼い頃から身近な世界だったとはいえ、入社された当時はどんなようすだったのでしょうか。

先代から「まず1年は仕入先で修業を」と言われ、仕入先に出向しました。先方にとっては"お客様の御曹司"だったわけですが、いきなり製造現場に行かされ、ヘルメットに安全靴、立ちっぱなしという仕事に...。段ボールの真ん中に挟まっている波状の紙を貼り付けるコルゲーターという機械の立ち見番をしたわけです。その後も日曜日の夜10時からの夜勤、印刷機や抜きの機械など、なんで自分がここまでやらなきゃいけないのかと思ったほどです。しかしこの現場での1年間、自分にとってある意味、過酷な経験をさせていただいたおかげで、後年、品質の見きわめや仕入れ交渉、微妙な機械の調整などに活きており今更ながら貴重だったなと思っています。


出向を終え自社に戻られた後は、いよいよ将来の社長というお立場で仕事に向かわれたわけですね。

自社に戻った後、10年は営業を皮切りに経理や配送など社内のいろいろな部署で経験させてもらいました。ところが営業で外回りをした時、「なんでこんなに仕事がとれないんだ」と実感。何かやらねばと試行錯誤の始まりですね。まず同業他社がやっていないことをやろうと思い、設計から請け負うしくみを取り入れ、CTP を扱う会社を見つけ、どうせならと印刷機やインクも厳選し、環境にやさしいフレキソ印刷の導入に至りました。さて得意先の開拓ですがこれがとても難しく、最初はどこをあたっても門前払い。ところが、あるとき大手メーカーの工場で守衛さんに「社員の方にお目通りを」と口説き落として、オフィスに通されお会いしたのが、なんとそのメーカーの専務。私は必死に自社の製品をアピールし、なんとか取引成立にまでこぎつけました。この大手との実績がもとで「フレキソ印刷」が話題になり、その後は不況下ながら仕事が回ってくるようになったのです。平成11年に代表取締役に就任。今ではPOP、販促用ツールなどキャンペーンやイベントなどその場限りの「一点物」や小ロット受注などにも商機を見いだし、活躍の場を広げています。


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倫理法人会とのご縁、そして経営に活かされている点などをお教えください。

倫理法人会の方との出会いは全くの偶然。宝くじに当たるより難しいくらいの確率でしたね(笑)。社内研修にお招きした方が、大阪の晴美台幼稚園の松井園長先生。少子化や人材難で経営が厳しいなか、「活力朝礼」を取り入れ改善したとのこと。そしてたまたま私が手にしていた『職場の教養』の表紙に松井園長の姿が...。当時、社団法人倫理研究所の存在も、その運動も知らなかった私はまさにこの出会いは大切にしなくてはと思い、まずは朝礼をやってみようと思いました。実際にやってみると、なるほど経営理念や社是など、会社の基本となるところをきちんと唱和することで、社員自ら意識を徹底でき、さらに掃除やあいさつなど、一社会人としての習慣を身につけることの大切さを知りました。そして同じ草加市内にある平塚製菓さんを訪ねたときの衝撃は忘れられません。誰もがきちんとあいさつをしてくれ、履物はきちんと揃えられ、社員自らが率先して掃除をしているのです。全員が生き生きとして働いているその姿。ぜひ、我が社もと強く感じました。
朝礼の大切さを実感したときがあります。ある朝、一人の社員のようすがおかしいと感じ、朝礼の後、尋ねたところ突然泣き出したのです。聞けば人間関係で悩んでいたらしく、私はすぐに持ち場を変えることで、なんとか社に留まってもらえました。今から思えば、あの時、その社員のちょっとした変化に気づかなかったら貴重な戦力を失っていたかもしれません。小さなことでも毎日繰り返すことで、わずかな変化から「気づき」につながり、それが経営を支えていると感じました。倫理法人会で教わったことが役立っているのではないでしょうか。本当にありがたく思っています。


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どうもありがとうございます。社長をはじめ社員の皆さまの創意と努力に加え倫理法人会での出会い、つながりが現在の経営に活きていると感じました。今後も、森紙器株式会社のご繁栄を願っております。社員一丸となってご邁進ください。


(平成25年6月発行 Sai Rin より)

お問い合せは: お問い合せフォーム もしくは
E-mail: saitamaken@rinri-saitama.org
電話番号: 048-668-7200
FAX: 048-668-7300
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