株式会社 マルイ

 

(株)ダンテプロゲット

株式会社 マルイ
代表取締役 井口富夫

住 所:比企郡吉身町大字田甲890

所 属:比企倫理法人会





倫理法人会の教えを実践しながら、現場で新規開拓・販路拡大。

「お届け料理マルイ」として手広くご商売をされていますが、創業から今日までをご説明いただけますか。

実は、子どもの頃、実家が商売をやっておりました。ところが伊勢湾台風で家が流され、そのせいで根っからのハングリー精神が宿ったのか、大きくなったら八百屋になろうと漠然と思い描いていました。数学の点が良かったので学校は工学系を選択、卒業後は大手の外資企業に就職したあと独立して金属加工の会社を営みました。30歳を前にして経営上の問題で継続するかどうか思い悩み、小学生の頃からの夢であった八百屋を目指して市場で働きました。その後、営んだのは魚屋でしたが、これも苦戦の連続。4坪の店舗に私一人、包丁1本で始め、やがて店舗も広くなり、従業員も2人雇い入れた矢先に居眠り運転のトラックに突っ込まれ店舗は大破。その後に建てた20坪・2階建ての店舗が大盛況になり、今の商売の基礎となる部分ができたのかなと思っています。


株式会社マルイ
株式会社マルイ

ざっとお聞きしただけでも波瀾万丈。しかし、今のご商売である「お届け料理」ではありませんね。

そうなんです、実はここまでの話は私の商売人としての人生の約半分です。あるとき、葬儀の準備でてんやわんやの現場に居合わせたのですが、遺族の方が幼子の手を引きながら、仕出し料理業者が無造作に置いていった弁当を並べていく姿を見てショックを受けました。ご親族が亡くなられて、ただでさえ辛いときに葬儀の準備で手はとられ、幼子はぐずってしまい...ご遺族はどれほどの心労か。あんな非礼な対応をされては、たまったもんじゃない。よし、それなら、そうした煩わしい準備を手伝ってあげればご遺族の負担もやわらぐんじゃないだろうかと思ったわけです。それが、お料理と同時に湯のみなどの食器、座布団、折畳式のテーブルをはじめ一式をすべてレンタルでお貸しするというしくみで、現在のケータリングサービスへとつながっています。今では冠婚葬祭はもちろん、さまざまなイベントに欠かせないお料理とそれに付随する物一切を手配させていただき、常連さんを含め多くのお客様にご利用いただいています。


倫理法人会にご入会され、実際どんなところが、ご商売のプラスになっているでしょうか。

倫理法人会には、知り合いを通じ11年前に入会しました。その当時から、なるほど自分が今、仕事の中で実践していることが含まれているなと感じていました。例えば「得るは捨つるにあり~捨我得善~」という教えは、「気づいたら、すぐやる」ことが物事を成し遂げる秘訣となるということですが、私が葬儀の準備に忙殺される親子の姿を見たときに、後の業態のヒントをつかんだように、日頃から調査研究を重ね、好転の機をうかがっていると、あるときふとその機会が訪れるものです。また、「運命は自ら招き、境遇は自ら造る~運命自招~」という教えも、つねに将来を見据え、積極果敢に次の一手を考えることは、とても大切で私も経営者として心がけています。


私も将来のことを考えるような年齢にさしかかり、やはり頭の痛いのが後継者問題。これも、倫理法人会の「後継者倫理塾」にしかるべき人材を送り、学ばせていただきました。無事、塾を終えて帰ってきたとき、その人材の成長ぶりに驚いたものです。普段のコミュニケーション、仕事のやり取り、ものの見方・考え方が見違えるようです。そして大前提として、人のつながりも大事です。業種も年齢も異なる、多くの会員の方々と接することで、自分を客観的に見られるようになります。さまざまな会話を通じて答が自分の中にあることが見えたりすることもあり、これまでの経験になかったものを学ばせていただいています。






今後、ご商売でどういったビジョンを描かれていますか。

当社は「お届け料理マルイ」として多くの方にご贔屓にさせていただいております。いわばお客様のもとへ商売をしにいく業態だったわけですが、今度はお客様に店舗にお越しいただき、マルイならではの「おもてなし」をご満喫いただく、そんなビジョンを思い描いています。鮮魚の店から料理センターへ、そして今度は店舗経営へというわけです。和食を中心とした四季折々の旬の味を存分にお楽しみいただけるしくみにしたいですね。オープンに向かって着々と構想を思案中、いろいろなアイデアを盛り込んで、お客様には充分にお楽しみいただきたいですね。


ありがとうございました。井口社長が本来お持ちの向上心に加え、倫理法人会での教えを活かされるなど、充実した毎日をご紹介いただきました。今後も、お身体に気をつけ、夢に向かってご邁進ください。


(平成25年3月発行 Sai Rin より)

お問い合せは: お問い合せフォーム もしくは
E-mail: saitamaken@rinri-saitama.org
電話番号: 048-668-7200
FAX: 048-668-7300
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