手作りチーズケーキのダンテ

 

(有)ダンテプロゲット

有限会社 ダンテプロゲット
代表取締役 國武 建明

住 所:さいたま市南区根岸3-19-13

所 属:さいたま市南区倫理法人会





日本の自然はありがたい!
健全酪農で100年後の食に貢献します。

食(スイーツ)と関わるようになったきっかけを教えていただけますか。

國武社長 私は九州の農家の生まれです。醤油や味噌など自分の家で作るのが当たり前で、物心ついたときから、わが家でつくる調味料、料理などに自然と興味を抱いていました。調理師学校を卒業後、洋食の道へと進み、昭和52年(1977年)独立して南浦和にイタリアンレストランを開店。オードブルからデザートまでお出しする本格的なレストランだったので、ごく身近にスイーツがありました。ところが経営の方は、その後、多店舗化したものの思わしくなく1店、2店と閉鎖し、試行錯誤の連続でした。




本格的にクリームチーズに取り組まれるようになって、いろいろ研究をされたようですね。

國武社長 最初に興味を持ち始めてから1年半ぐらいは、我流でいろいろ作ってみました。そして「クリームチーズのクリーム色はどこからくるのだろう」と興 味を持ち始め、日本の乳製品に関わるさまざまなことがわかってきました。世の中に出回っている乳製品、加工乳のほとんどは生乳を使っておらず、粉ミルクを溶かしてフルーツやいろいろなものを混ぜて製品化しているわけです。 熱処理によってミルクが本来持っている良さをなくすような製品になっている―これはビジネス優先という事情からなのでしょう。大量に作って、大量に売るということだけに特化すれば、そうなるのは当たり前ですから。
 そこで、私は「フレッシュミルクの良さを活かしたチーズケーキを作ろう」と考えたわけです。それからは、以前にも増して人に聞いてみたり、自分で何度も作ってみたり、いい素材を求めて地方に行ってみたりと無我夢中でした。試作を繰り返すうち、自分が納得のいくチーズケーキを開発でき、平成5年(1993年)、南浦和に現在の本店にあたる「手作りチーズケーキの店ダンテ」を開くことができました。おかげさまでお店の方は順調にいき、やがて、活きた乳酸菌を毎日手軽に摂れないかと考えるうちに生まれたのが「飲むチーズケーキLATTEO(ラッテオ)」です。こだわりのミルク、乳製品を使い、濃厚でありながらコクがある。でも、飲んでみるとさっぱりとして美味しい。活きた乳酸菌、ナチュラルチーズにカルシウムと健康にいいものがたっぷり入っています。この製品は「2011年度さいたま市ニュービジネス大賞優秀賞」をいただきました。そのとき、審査員の方が「この中には8種類の乳酸菌が入っている。ここまで本格的なものは日本にはないでしょう」というお言葉まで いただき、たいへんうれしかったです。また2012年、東久邇宮文化褒章までいただき、推薦してくださった方々、スタッフの皆さんに心から感謝しています。


素材にはたいへんこだわっておられるようですね。

奥様 私どもダンテでは、大自然の恵みを大切にし、食材の持っている自然の風味と甘さや栄養成分を損なわないよう工夫して、お客様にご賞味いただいています。まず牛乳ですが、パスチャライズド・ノンホモジナイズド牛乳にこだわり群馬東毛酪農、タカハシ乳業、島根の木次乳業から直送されたフレッシュミルクのみを使用。卵は茨城の奥久慈、小麦粉は減農に優れた埼玉産、砂糖は鹿児島の洗双糖など、そして良質のものにこだわるがゆえチーズはデンマークのクリームチーズやイタリアのマスカルポーネなど外国産のものも使用しています。こうした食材のひとつひとつは、すべて何度も試してみて、こだわりにこだわったものばかりです。私どもダンテの考える食への姿勢に共感してくださった方々には本当に感謝しています。






倫理法人会へ入会されて、ご自身あるいはご商売上で何か変わった点などございますか。

國武社長 倫理法人会に入会したのが平成4年(1992年)、実は会員の方に勧められて、翌年、南浦和店の開店というご縁をいただきました。また、「秋津書道会」は日常の忙しさから逃れ、ゆったりとした心持ちで書に親しむひとときでした。お手本通りに書いてみても、自分の中の「我」が強く、なかなかうまくいきません。一枚、一枚添削をしていただくことで「我」を捨てることができました。短歌の会では、世の中のものの良いところを見ようと心がける姿勢を身につけられ、いつのまにか感謝の気持ちが湧いてくるんですね。私は九州生まれの「肥後もっこす」。末っ子でもあり、生来、短気ですぐにカッとくる性格でしたが、倫理法人会のこうした集いを通じて、穏やかな気持ちで人に接するようになれました。


将来に向け、どんなビジョンをお持ちですか。

國武社長 「味」という字は、「へん」と「つくり」から「口で未来を語る」と捉えています。チーズケーキへの思い入れ同様、日本の自然がもたらす山里、農 業そしてそれらを取り巻く人間社会をしっかりと未来へ継承したいと思っています。農薬をなるべく使わず害虫や自然に強い作物を守っていくことで循環化社会を築きたいですね。健全酪農で、ダンテは100年後の「食の未来」に貢献します。




食への熱い思いをつぶさに語っていただき、私たちの食卓の将来像をご紹介していただいたように思います。今後もお身体に気をつけ、信ずる道をご邁進ください。本日は、ありがとうございました。


(平成24年12月発行 Sai Rin より)

お問い合せは: お問い合せフォーム もしくは
E-mail: saitamaken@rinri-saitama.org
電話番号: 048-668-7200
FAX: 048-668-7300
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