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明日への指針
特別寄稿 「信成万事・いのち決断のとき」
東埼玉倫理法人会 齊 藤 和 子
あの日を忘れない...
3月のカレンダーがまだ掛けたまゝになっています。19日と20日を赤丸で囲み、入院・手術と書込んであります。
静かに目を閉じると今年の遅咲きの薄紅色の桜の花に、思いがけない四月の雪化粧。目を開けると梅雨入りの銀色の雨に一際美しい紫陽花の七変化。
あの日からすでに3ヶ月が経過しました。
大脳動脈瘤の発見
偶然に見つけて頂いた右目奥の動脈瘤は3年前。当時は1㎝で、直ちに手術を進められましたが、開頭手術を逃れたい一心で、病気のその奥の原因である心のまちがいや、仕事、生活の暗影を改善しようと健康管理を怠り、日々の仕事や行動の中で、やがては意識も薄らいで行きました。
平成21年9月にスーパーバイザーの役職を頂き、出張の機会も多くなり、気になる瘤(こぶ)の精密検査を受けたところ、何と4㎝×3.3㎝の巨大な動脈瘤が現れたのです。
「脳動脈瘤の破裂を蜘膜下出血と云い、貴女の大きさでは、外科的手術しか救う方法はありません。」地元の病院の先生の言葉に選択肢のない命の決断の時を迎え、それでも尚手術の決心が出来ない私でした。
果てしない不安に光が...
救世主の出現は同じ動脈瘤の手術に成功された元気一杯の倫友、小林 彩さんでした。千葉県にある福島孝徳記念病院の"神の手"の異名を持つ福島孝徳先生の高弟のお一人、根本暁央先生をご紹介頂き、予約までとって下さったのです。心の中に希望の光りが差し始めました。
倫理指導と命の決断
積極的に倫理指導を受けました。一月に行われたインストラクター会で指導実習の時に、澤スーパーバイザーを始め、班全員の皆様に真剣な指導を頂き、つい目を逸(そ)らしてきた自分自身の我ままな心と対峙し、純情に実践の決意を誓いました。
又、倫理研究所の先生方からも、"天に命をお任せし、喜んで取組むこと、あなたにしか経験出来ない貴重なチャンス ! ドクターを信じ、しっかり自分を見据え、良い体験を出されよ ! "との激励を受け、私の心は信成万事、明朗のゾーンにスイッチが入りました。
手術の日が待遠しい気分
術前のカテーテル検査では、根本先生の高度な技術と丁寧なインフォームドコンセント、誠実な優しいお人柄に接し、ドクターへの信頼感が高まり、開頭手術の不安は消え去り、決断の時が訪れ、ようやく私の手術の日が決定したのです。
ノーリスクでの生還
3月20日午前9時、息子と親友に送られて手術室へ。平常心・笑顔・大きな声でごあいさつ。「おねがいしますっ。」そして、長い麻酔の夢の世界へ...
遠くの方で 私を呼ぶ声が聞こえる ! いよいよ覚醒の時が来ました。
『齊藤さん、お名前と生年月日を教えて下さい。病院名と住所は、担当のドクターのお名前は?』 質問が続きました。聞かれなかった根本先生の誕生日まで答えて、ナースの皆さんが明るく笑った。息子と30年余の友情を培った友との再会の感激、後遺症もなく生還させて頂いたドクターへの感謝の想いが胸に熱く溢れました。
術後10日目、モーニングセミナーに出席
毛髪はそのままで前頭部から右耳まで23㎝の切開、60針のその内部には、4ヶのクリップ内蔵、7時間に及ぶ手術にも拘らず、経過は順調に日々快方に向かい、10日目の早朝には、外出許可を頂き、病院に近い茂原市のモーニングセミナーに参加し、翌日根本先生に後遺症ならぬ好意症を残して退院しました。
多くの方々から寄せられた真心の祈りの中で、再び蘇らせて頂きました。三ヶ月目の検診も良好でした。
万人幸福栞の序に「病気になればおめでとう、という時代が来た」と書かれています。大きな苦難福門を体験し、今、私は心から自分におめでとうと云いたい気持ちです。
御恩返しは世の中へ、日本創生の使命を胸に命を輝かせて生きて参ります。
皆様、有難うございました。
作成日時:2010年7月 9日 10:42
