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明日への指針
モーニングセミナー講話より
「つまずいたおかげで」
講 話 (株)グランパ代表取締役 伊藤良男 様

そのお母さんは、三人の子供を抱えてくらしていました。その中の一人の子が重度のアレルギーで厳しい食事制限を強いられていました。
食事のことで、いろいろの楽しい行事にも参加できず、レストランやお寿司やさんで食事をする事もありませんでした。
ある日、一人の子が、お友達から、レストランでの楽しい食事の話を聞いてきて、どうしてうちはレストランへ行って食事をした事がないの、とせがみました。
お母さんは、意を決して、皆でレストランで食事をすることにしたのです。アレルギーの子供の為に、特製のお弁当を作り、出かけました。
目当てのレストランに入り、事情を話し、アレルギーの子が、持ってきたお弁当を店内で食べさせてくれるように頼みました。
残念ながら、そのレストランでは、持ち込みの食事は禁止されていて、断わられてしまいました。
お客様だけいいというわけにはいきません、と言う事でした。
仕方なく、二軒目のレストランに行き、同じように事情を説明して、店内にアレルギーの子供のお弁当を持ち込むことをお願いしました。
しかし、その二軒目のレストランでも、丁寧に断わられてしまいました。途方に暮れた、お母さんは、やはり家で、食事をしようかと思いました。
しかし、と思い直し、三軒目のレストランの門をたたいたのです。事情を話すと、改めて店長さんが応対し、快く応諾してくれた上に、持ってきたお弁当を預らせてくださいと申しでたのです。
しばらくして、出された料理のなかに、持ってきたお弁当が、レストランのお皿に上手に盛り付けられて、しかも、日の丸の小旗が立てられていました。
お母さんは、それを見た途端に、胸が一杯になり、まわりが涙で見えなくなってしまいました。
せめてこのくらいのサービスはさせてください。又いつでもどうぞ、と店長さんの言葉でした。
文責 広報 大住
作成日時:2009年4月26日 16:20
