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委員会便り

   後継者倫理塾 第4回を終えて   広田金次郎

 

埼玉県川越市にある『えすぽわーる伊佐沼』を会場としてお借りし、第1学期の最終回である第4回が行われました。

 

今回の会場へは、同じ群馬の塾生と私3名のスケジュールが合い、行き帰りと同じ車内で過ごす事が出来ました。今まで、モーニングセミナーや仕事上でのお付き合いはありましたが、漠然とお互いを「こんな人間なんだろうな」としか理解していなかった関係でしたので、他愛の無い会話や車内での過ごし方の中で、今まで知らなかった多くの発見がありました。中でも、茂木さんは前日まで38℃近い熱を出し、出発の朝に親に反対されたにもかかわらず飛び出してきたほどで、今回の塾での活動中は微塵もつらそうな様子を見せず、それどころか皆の度肝を抜く活躍を見せ、私はこんなにすごい人が夢中になってやっている同じ塾生(仲間)でいることを大いに誇りに思います。

 

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今回の私は、前回(第3回)の塾から3週間ほどしか経っていないこともあって、心の火種が消えていませんでした。またそれは、コミットメントの実践や毎日、結果を恐れない1歩踏み出せる行動により自分の中に充実感で満たされていたからでした。

 

私は、今まで社会人になってから数限りない講義やセミナーを受けてきましたが、今までは「良い講義(セミナー)を受けたなあ!明日から頑張ろう!」と言うやる気は1週間ほどでなくなり、家族からよく「魔法がとけたね」と呆れ半分からかわれていました。

 

では、なぜ、この倫理塾では、私にかかった魔法がとけないのでしょうか。

 

私なりに今までの経験との比較をした結果、この塾では、話を聞き体験し、身体を動かし体感、自分で考え、気づく事で五感を使っての様々なインプットがあり、皆の前でコミットメントを発表し解散する事で決意が生まれ、多くの実践の中で塾で得たものを糧としてアウトプットし、また皆の前で体験報告をする事で、今度は本当に自分の中に身につきはじめていることを実感しているからだと思います。

 

「自分のなりたい自分」になるために、自分に気づきを落とし込んでいくためには、とても大変な事ですが、毎日を真剣に生きていかなければ得られないものだと言うことも改めて実感しています。

 

とけない魔法に驚きつつも、魔法の効果がとけないうちに、もっともっと得たい、と言う想いと行動が結果的に魔法の継続時間を長くしてくれているのかもしれません。

 

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今回、私は人生で初めてカウンセリングというものを体験しました。塾長と2人きりで向かい合い、家族の事、今までの人生の事など質問の意図がわからないものもありながらも夢中で話しました。塾長は最初から最後まで変わらず優しく質問を重ね、尋ねてくれました。その優しさに何故か涙が出る場面もあり、塾長の導きで今までとは違った角度で自分や家族のことを集中して、とにかく塾長にはいい加減な態度や嘘は通じないのだからと、集中して深く真剣に考え吐き出しているうちに1時間強が過ぎました。「君たち家族は何も変わっていないんだよ」という本当に優しい口調でしたが、塾長のこの言葉は、こめかみをハンマーで叩かれ内臓に響くような痛みを受けました。未だ本当に殴ってもらえる方が身体の痛みだけで楽だと思いました。30年かけてみつけた問題の嬉しさと痛みの涙で顔がくしゃくしゃでした。

 

その後、しばらくその事が頭から離れず、マスターオブサンボの萩原幸之助先生の講義に集中できなかったのが、今回の塾で唯一悔いが残る時間の過ごし方でした。心の切り替えが上手でないという事も未来の自分への課題となりました。

 

その後開かれた望年会の席で、私はアルコールの力を借りながらも、塾長に先ほどのカウンセリングでの感想やそこで受けた衝撃などを聞いていただきました。塾長は私の発言を決して否定せず、ポイントポイントでなぜそのように思うのかと尋ねられる以外は、ニコニコとされていました。そして、時々酔いが醒めて恥ずかしがる私に「好きなだけ吐き出して、全部吐き出せ」「吐き出せば、吐き出しただけ、また多くのものを得る事ができるんだ、遠慮なんかすんな」と、まさに『得るを捨つるにあり』を実践させようと心を注いでくださいました。そして、それだけで終わらないのがやはり塾長です。今の私にとって本当に酷な、大きすぎる目標を与えてくださいました。

 

今の私は自分のことさえ満足に出来ない、やっと吐き出して格好つけずに吐き出しつくす行為と言う1歩を踏み出せ、気持ち良くなっているところに、これから未だ未だ基本となる心構えや所作や知識を身につけなければならないと2歩目を踏み出す位置を定めていたところに、100歩も200歩も先にある

 

「家族の媒介になれ」

「父を追い越す何かを得るんだ、継ぐのではなく、奪うような強さを身につけろ」

 

と、おっしゃってくださいました。

自分自身でいっぱいいっぱいの私には、今ここにこの2つの目標を書き出しても、脳震盪を起こしたように目の前がくらくらします。

 

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「現実に目をそむけるな!」と言う台詞をテレビドラマなどで聞いたことがありますが、「臭い台詞だな」などとボケッと観ていたテレビの話ではなく、自分が今そこにある現実に目をそむけていただけだったのがわかり愕然としています。

 

私は、今までの人生でいかに自分に気持ちが良くて楽なポジションを得る事が出来るか頑張ってきました。得たあとでは、このポジションから動かないことだけに注力し、他の事への努力や視点をもつことを怠っていました。そんな自分が嫌いなはずなのに、今のポジションを失う事が怖くてその場に居続けていました。

 

自分の好きな自分とはなんでしょう。だらしない自分が好きなのではありません。嫌いです。「ただ、あくまで今の自分はこうなんだ、と肯定することが、大切なんだ」と何度も繰り返し鈴木塾長は語ってくださいました。本当の自分は、違うんだ、もっと凄いんだ、と今の自分を否定しよく見せることに努力をしては、いつまでたっても、自分が足を踏み出す位置さえ定まりません。まずは、今の嫌いな自分がありのままなのだと肯定し、好きな自分になれる道へ、大きな2つの目標に向かってしっかりとした2歩目を踏み出すことがはじまりました。

 

以上で報告を終わります。長々と大変失礼しました。読んでいただき、ありがとうございました。

作成日時:2009年12月26日 10:23

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